一面ーLL間の持ち替え対策

この記事はこの記事はSpeedcubing Advent Calender 20182日目の記事です。


ユリノキでーす。

今回はSkewbの一面ーLL間の持ち替えについて紹介します。



Skewbを解く流れについて


まずはじめにSkewbを解く流れについて軽く触れておきます。



スクランブル状態⇒インスペクション⇒一面⇒持ち替え⇒LL⇒完成



最近はキャンセルや特殊な解き方をする場合もありますが基本はこのような流れになっています。
インスペクションタイムでは一面を作る色を決定したり完読みやキャンセル読みをします。
ソルブ中はインスペクションタイムで決定した一面を回し、持ち替えをしてLLを回します。
今回はここの一面-LL間にある持ち替えについてです。
R' r z' r'のz'やr' R r z r R r R'のzみたいな手順に組み込まれている持ち替えではありません。



一面-LL間の持ち替えとは


一面-LL間の持ち替えはLLの開始位置合わせのことです。
333のPLLを回すときはU面を回して合わせることができます(AUF)。
SkewbはAUFができないため持ち替えで開始位置を合わせます。


持ち替えの種類について


一面-LL間の持ち替えは色んな種類があります。
僕がよく使う持ち替えはこんな感じです。
・z系(z、z'、z2)
・x'(一面がD面にある状態で回すLLのときに)
・持ち替えなし
などなど…
この中で「持ち替えなし」は神です。キャンセルも決まればSub1も見えてくる最強の持ち替え(?)です。
反対に「z2」はゴミです。タイムも持ち替えなしに比べて大体0.5秒前後遅くなります。

このように1面ーLL間の持ち替えはタイムにとても影響の出る場所なのです。
しかしこの場所の対策ができれば安定したタイムを出すことができます。



一面ーLL間の持ち替え対策


1.一面で対策
Scramble:U B' U' B R' B' L
このような一面のときはR' r Rで解けます。しかしLLを回すときはz'の持ち替えをしないといけません。
このようなスクランブルの場合ではR' r z' Bで回すと持ち替えなしでスムーズに回せます。
回転記号にするとR' r' R z' r' R r R'で解くのではなくR' r z' B r' R r R'で解こうって感じです。
ほんのちょっとの差ですが、Skewbは少分割なのでタイムに大きく影響してきます。メンドクサイ…

2.LLで対策(裏手順)
Scramble1:L R' B R L R B' U' R' U' 
Scramble2:U R U B R' L' R' B' R L'
一面を解き終えた状態です。どちらも同じPeanut+Zですが、向きが違います。
もしR' r' R r z R r R' r z' r' R rという手順しか覚えていなければ、Scramble1は持ち替えなしで回せますがScramble2はz2持ち替えをしてから回さないといけません。しかし裏手順としてB' r' R r z r R r R' r' R rを覚えていればScramble2を持ち替えなしで回せます。
このように裏手順を用意していれば持ち替えの確率を減らすことができます。



終わり。

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